輸入ビールとの食べ合わせ

穏やかな甘味、苦味、酸味を持つペールエールは
料理と合わせやすいビアスタイル

フラーズ ロンドン プライド

パウラーナー ヘフェ ヴァイスビア

家族経営から世界で知られる存在になった
イギリスで大人気のペールエール

「フラーズ ロンドン プライド」は、イギリスで最も人気のあるペールエールのひとつです。カッパー(銅色)の液体をグラスに注ぐと、カラメルのような甘い香りの中に、ほんの少し紅茶を思わせる香りや柑橘系の香り。口に含むと、カラメルの香ばしさを感じさせるモルトの柔らかな甘味とほのかな酸味を感じさせ、優しいホップの苦味が長い余韻として残ります。

「フラーズ」ブランドを醸造するフラー・スミス・アンド・ターナー社は、ジョン・バード・フラー、ヘンリー・スミス、ジョン・ターナーの3人が、ロンドン西部テムズ川沿いのチズウィックに設立しました。家族経営から始まった小さな醸造所はいまや世界各国にビールを輸出し、イギリス国内で約360軒ものパブやホテルを経営するほどになっています。

同社ではどのビールも高い評価を得ていますが、中でも「ロンドン プライド」は人気の高さも誇ります。毎年8月にロンドンで開催される「CAMRA Champion Beer of Britain」をはじめとする世界中のビールコンテストでも多くの受賞歴など、その品質も折り紙つきです。

ビールとフードの甘味と香ばしさ、
肉の旨味とビールの苦味が一体化する幸福感

自家製タンドリーチキン × フラーズ ロンドン プライド

自家製タンドリーチキンとフラーズ ロンドンプライドの写真

フラーズ ロンドン プライドが持つ味わいの特徴をまとめてみると、
・カラメルの甘い香りの中に、ほんの少し紅茶や柑橘を思わせる香り
・モルトの柔らかな甘味とほのかな酸味、じんわり残る苦味
・ボディはさほど重くなく、甘味は後に残りにくい

といった点が挙げられます。

ビアペアリングの相手として選んだのは「自家製タンドリーチキン」。今回ご協力いただいた「attic room – cafe & dining」の人気の一品です。使用しているオリジナルソースは、ガラムマサラやクミン、チリパウダーなどのスパイス、砂糖やハチミツなどを使用。したがって一般的なタンドリーチキンよりもマイルドな甘味のある味わいです。

タンドリーチキンとフラーズ ロンドン プライドをともに味わうと、ソースの甘味とビールの甘味、チキンの香ばしさとモルト由来の香ばしさが一体となる幸福感を味わえます。それと同時に奥に隠れがちだったビールの酸味がほどよく感じられ、よりバランスのとれた味わいへと変化していきます。

また、鶏肉を噛みしめるたびに味わえる旨味が、フラーズ ロンドン プライドの苦味とベストマッチ。ソースに使われているスパイスとビールの相性もよく、さらにタンドリーチキンにあしらわれたピンクペッパーがアクセントと清涼感を与えてくれます。

■アティックルーム カフェ&ダイニング

住所東京都渋谷区宇田川町31-3第3田中ビル7F
TEL03-5489-5228
営業時間

月〜日  12:00-24:00

屋根裏部屋をイメージしたアンティークな空間が広がる、隠れ家のようなカフェ。店舗を彩る家具や雑貨、小物たちは「旅好きのおじいさんが世界中で集めたお土産」をコンセプトにしている。国産クラフトビールや輸入ビールのほか、種類が豊富なタパスやピザ、ホットディッシュ、日替わりのスイーツなどメニューが豊富で、友人を誘って何度でも足しげく通いたくなる。

attic room - cafe & dining -店長 鈴木啓介さん

■フラーズ ロンドン プライド

原材料麦芽、ホップ
内容量330ml / 30L
アルコール度数5.0%
醸造所Fuller, Smith & Turner PLC (フラー スミス&ターナー社)

この記事を書いた人

ビアジャーナリスト、ビアコーディネーター、日本ビアジャーナリスト協会副代表

野田磯子

ビールの美味しさや楽しみ方を伝えるビアアンバサダー。2007年のビアバー・ビアパブムック『極上のビールを飲もう!』(エンターブレイン刊)を始め、ビールに関する本や雑誌の執筆、編集、構成を務めている。 食のキュレーションサイト「ippin」でクラフトピールキュレーターを務めるなど、ビールと料理の組合せのスペシャリストである。

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